って曲を最近毎日お店でかけてます。8月に入りましたからね。絶賛夏です!
「二人の夏」って曲は1974年の作品かな。愛奴ってバンド。もうきっと誰も知らないバンドだけど、まだ僕の中でリバイバル中のハマショーが在籍してたバンド。当時、ハマショーは愛奴でドラム担当!意外?ですよね〜
この「二人の夏」の歌詞に「二十歳の夢の欠片」っていうのがあって、僕がこの曲初めて聴いたのが二十歳だったんですね。あれから20数年。その時の僕の「夢の欠片」っていうのがなんだったのか、はっきりと思い出せない・・・・。
でもはっきりと思い出せるのは20代って結構苦しかったな〜 なんて。いや、それなりに、いやいや結構楽しかったんですよ!20代。でも、苦しかったかな〜 20代って、まだまだ自分自身が何者なのかわかんないし、自信もないしお金もないし、もちろん経験もない。本当に自分がしたいことが何なのかもわかんないし、失敗の連続みたいな。
で、トライしては転けて、またトライしては鼻を折られて、もうそりゃ苦しいですよ!
で、気づけばいつの間にやら世間的に言う「大人」になって(だいぶ端折ったけれど)
世の中わかった風になったりしてみたり。
でも、今も苦しいですよ。正直。でもね〜 あの20代の頃の苦しさとはちょっと違うかな。
苦しいけど楽しい。わかる?
具体的に言うと、今コーヒーの焙煎についてとても苦しいんですよ。
もう10年以上も続けてて、毎日気分的にも波があるんですよ。ある時は少し美味しくなったかな〜とか思ったり。
で、またある時は忙しすぎて、ただただ流れ作業のように焙煎をしてみたり。自分の焙煎について何も考えない時もあるし、めっちゃ考える時もある。ある時は自分のコーヒーの味に失望してみたりとか。
で、今がめちゃ考えてる時。
でもこの年になってひとつの事について考えるって客観的に見ても楽しそうじゃないですか?
僕的には学生時代のクラブみたいな感じなんですよね。
コーヒーの焙煎。まー完全に自分自身との戦いなんで、誰かに勝つとか、あの人より美味しくなりたいとか、そういうんじゃないんですけど、気持ち的には高校のクラブのノリで全国優勝目指してます!みたいな。
だから、苦しいけど、楽しい。
この前、パイセンの修さんも、未だに美味しくなるように模索中ですって言うてはって、ある意味ゴールはないんだなとも思ったり。
こんなことも言うてはった。いつ到達するかじゃなくて到達する過程が重要なんじゃないですか、と。
でも、今の世の中はその過程を省くシステムが出来上がってるからな〜
だから、20代はもっと苦しんでいいと思う。楽したらアカンよ。長い道のりを楽しむくらいじゃないと。
おじさんたちも苦しんでるんだから。
「二人の夏」を聴きながら「二十歳の夢の欠片」ならぬ、「40代の夢の欠片」を模索している、2017年の夏。
しかし、40代の夢の欠片って、絶対売れへん歌詞やろな〜